自由になりたい

てか、自由っていったいなんだい

会計士試験勉強⑤ 財務会計論

科目としては最後に財務会計論!重要科目なので思うところもあり、少しだけ長くなります。ご容赦を。

 

①成績

8月短答:140点 

11月論文:第三問34.1(56.8)、第四問37.2(53.1)、第五問39.7(56.7)

 ※()内は50点満点に修正したときの得点率

 

②使用教材

計算:(短答・論文共通)テキスト、コントレ

理論:(短答)短答問題集、(論文)論文対策レジュメ…渡辺先生

 

③勉強法

まず計算。私は財務についてはコントレユーザーの一人で、2019年はコントレ一本で本試験に臨んだ。しかし、成績は伸び悩んだ。決して教材が悪いわけではなく、使い方を間違っていたんだと思うが、コントレを回転しているときは本当に夢中で、それに気付かなかった。三振したとき、人と同じように勉強していたはずなのに、なんで成績が伸びないのかと本当に悩んだが、そのとき出した結論は「基本にもう一度立ち返ろう」だった。CPAの先生にも相談したと思う。初心にかえって圧縮講義を受講し、基礎からやり直すことで、ちょっとやそっとじゃビクともしない強い力を身につけよう、と考えた。

そこから私は国見先生の圧縮講義を受講。このおかげで、ところどころで知ったつもりになっていた論点の存在にも気づいた。「例題レベル」ときくと、勉強をしている人(ベテラン)ほど「できて当然よ、てやんでい」と思うのでは。少なくとも自分はそうだった。しかし、侮ることなかれ、その「例題レベル」でも意外にできないところがあったのだ。ここに気付けたことが、まず一つ良かった点。

そして、理論にも言えるが、答練・模試を定期的に受けること。2019年は何だかんだ答練をためてしまったり、受講したことに満足していた。甘かったなぁ。2020年は短答もそうだが、答練を受けたらまず成績を見たうえで、全体の正答率をチェックし、みんなができているのに自分ができていない論点は、テキストをすぐにチェック。分からないときは、理屈を納得できるまでひたすら考えた。地道ですが、これが一番の近道と信じて。もう、早くやっとけっての。

2020年においては、基本的にはテキスト例題をやったが、連結・企業結合・事業分離に関しては、自分にとって復習しやすいコントレを使ったという形でした。

 

次に理論。三振後に圧縮講義をいくつか受講し直し、理屈を図で整理したり、似たような論点と混同しないようにチェックをつけていった。そんで、短答理論では書き込んだテキストと問題集を使って一つ一つ覚えた。それしかない。

論文理論は、本番の採点が基準の文言通りに書かないとなかなか点がこない「辛め」な設定と聞いていたので、私は渡辺レジュメにある論証について、文言通りに書けるように読み込んだ。渡辺レジュメの論証は、基準通りの文言を用いて作成されているので、この基準の言い回しで覚えておけば、①採点者の心証を悪くすることは少ない②典型問題が出題されれば瞬殺できるのでその分計算に時間を使える、というメリットがあると思った。

しかし、本番の第四問はあまり冴えなかったので、説得力はあるまい。

 

ーーーーー

論文財務は正直、もっと成績は悪いと想定していて、得点率52くらいと思っていた。なぜなら、簡単と言われた、あの第五問連結で半分しか正答できなかったから。でも蓋を開けてみればそんなこともなく、結局は「基本が大事」で「みんなが取れるところを取れば受かる」試験だということなのかも…

 

以上、凡人なりに、科目ごとの勉強法をまとめてみました。やり方、考え方は人それぞれですが、あえて書きました。なかなか成績が伸びないという方は、予備校の先生へすぐ相談しましょう!よく言われる「ゴール(合格)からの逆算」で、今の自分に何が足りないかを明らかにして、普段の勉強内容に具体的に落としこめたなら、もう勝ったようなもんだと思います。

また、三振リーチの人や、今回三振してしまったという人へ、可能ならばぜひ頑張ってほしいと思います。