こんばんは。
会計士試験について、以前科目ごとの勉強内容は掲載しましたが、
今回は「合格のための勉強」について、まとめてみます。
ゴールを明確に
合格にはどの程度のレベルに達する必要があるのか、
人の話ではなくて、自分の感覚で早めに掴むこと。
つまり、合格までの距離感を自分の感覚で知ることが大事です。
それを知るには、いくつか方法があるかと思いますが、
例えば、勉強を始めたばかりの頃は本試験問題を見てみることがいいですし、
ある程度勉強した頃には、予備校の答練や模試で自分の立ち位置を知ることができます。
また、予備校に通学していれば、講師から見て足りないものは何かを相談してみるのが一番いいです。
いずれにしても、ゴールと自分の位置は、定期的に確認しましょう。
意味のある勉強をする
難関資格となると、多くの場合、勉強期間は長期に渡りますが、
そのために中だるみしたり、目的と手段を混同したりしがちです。
大事なのは、結局のところ合格することが目的であり、答練や模試でいい成績を出すことでもなければ、普段の勉強それ自体でもありません。
普段の勉強や答練模試は、あくまで合格のための手段・方法の一つです。
それらの手段が、ちゃんと自身が合格するという結果へ繋がるように活用されているかどうか、
普段から意識する必要があると思います
予備校が言う「この講義を聞いて、この問題をやっとけば受かる」というのを
少し勘違いして、あるいは都合よく解釈して、
その教材を無闇にただ解くだけになると、最悪の場合、僕みたいに三振する可能性があります
効果的かつ効率的な勉強をするために、
・普段の勉強では何を押さえるのか(何となくの勉強は効果的でも効率的でもない)
・答練・模試で普段の勉強の成果は出せているか
(①成果が出ている→現状を継続 ②成果がいまいち出ていない→方法の見直し)
・直前期は何をすべきかを整理
波に乗れば、あとは粛々とこなすだけです。
勉強方法は人それぞれ
とは言っても、何がその人にとって良い勉強方法なのかは人それぞれだと思います。
例えば、覚えるのが得意なのか苦手なのか、また、その覚え方1つとっても、
音読派なのか、書く派なのか、脳内で復唱する派なのかは、人によって違いますね。
また、一発合格者や短期合格者の合格体験記で書かれている勉強内容が、
そのまま自分にも使える方法かは別です。
思うに短期で合格できる方は、
・合格に必要な勉強量と、合格に必要な勉強が何かを分析する力が正確
・分からない問題に当たった時に、知っている知識から思考する力が優秀
なのではと思います。
これは恐らく過去の受験等から得られる、その人の経験によるもので、優秀な大学の方ほど、備わっている力なのでしょう。
なので、そういった方の取組で凡人が大いに参考にすべきは、
どちらかというと思考プロセスの部分であり、勉強方法そのものではないと思います。
大学生か社会人か、独身か家庭があるか等置かれている状況は異なる以上、
他人の経験が自分にとっても全て良いものではないし、
優秀な人の思考力や経験が、一朝一夕で手に入れられるものでもないので、
すべて鵜呑みにはせず、参考に留めるか、
あるいは複数の体験記を読み比べて共通するところを探ってみたり、
たまにモチベーション維持に読むくらいが、ちょうど良いのではないでしょうか。
続けましょう!
あと必要なのは、頭の良さではなく、正しい勉強を続けることです
続けることは力になるし、安心感に繋がります。
私が合格した2020年は、客観的な状況はどん底でしたが
精神状態は非常に落ち着いていました。
答練模試の成績は最後まで悪くない位置で安定していたし、
講師からも「ちゃんと稼げている」とコメントいただいていたので、
「これを最後まで続けれていれば受かるだろう」という感覚を掴んでいました。
そうすると本試験でも落ち着いて問題を解くことができました。
試験では、左隣が電卓豪打+右打ちの刺客だったですが、
イラつくどころか
「また来年頑張れよ」と心の中で余裕をかましてました。
それでは、ごきげんよう!