こんばんは。
先日ですが、やっとこさ実務補習で必要な単位を全て取り終えました。
これで、いよいよ12月の修了考査を残すのみとなり、この修了考査に合格すれば、晴れて「公認会計士」になることができます。
公認会計士になるための道のりは、次の通りです。
①短答式試験→②論文式試験→③業務補助経験2年以上・実務補習3年→④修了考査→公認会計士。
長いんじゃコンくそ。
今回はこの③にある実務補習について、どんなものかを簡単にまとめてみます。
【実務補習とは】
ま、そういうことです。
【実務補習では何をするの?】
実務補習では、主に講義・考査(テスト)・課題研究(小論文)が実施され、それぞれで必要な単位を取得する必要があります。
具体的には以下の通りです(あくまで私の年次なので、今後変わる可能性はあります)
・講義 270単位以上
・考査 10回実施 60単位以上(監査48単位以上、税務12単位以上)
・課題研究 6回実施 36単位以上
【注意点】
1.講義
eラーニング、ライブ講義、ディスカッションなど、様々な形で行われます。ライブでの出席が必要な単位がある、講義によって付与単位数が違う、必修講義を逃すとアウト、などいくつか注意点がありますので、定期的にスケジュールと必要単位を確認する必要があります。
2.考査
講義内容の確認テストみたいな感じですが、確認テストと言っても、1回あたり2時間ありますので、れっきとした試験です。難易度は会計士試験を突破した人が、ちゃんと対策すればなんて事はないレベルだと思います。確かに内容は難しい時もありますが、なんだかんだ点数はくる感じです。空白をできるだけ作らずに解答欄を埋めていく必要があるかなと思います。
対策としては、過去問2年分はあらかじめ解く、出題範囲のテキストで大事な箇所は覚えるといった感じです。考査の2週間くらい前から少しずつ準備を始めると、余裕を持って挑めると思います。
3.課題研究
所属の班によって異なるテーマが与えられて、テーマに対する自分の考えを論述するものです。必要字数がテーマごとに決まっていて、字数を満たさなかったり、足りなかったりすることがないように注意です。
論述するためのフォーマット(Word)は各回ごとに与えられますので、フォーマットの設定(文字の大きさなど)は何もいじらずに、そのまま使用すればOKです。
論証の仕方についても講義がありますので、それに従っておけば問題ありません。ちなみに、身近な人で理系の方々が三人いたんですが、口を揃えて点数が来ないと言っていました。理系の方が慣れ親しんだ科学論文スタイルだと、形式点が引かれているような傾向があるように感じました。なぜかは知らんけど。
【苦労した点】
1.講義
受講すればいいだけなので特にないんですが、eラーニングで何度か暗証番号を見逃すと、初めから視聴し直さないといけないのが超だるいです。この暗証番号は、講義中に画面下に30秒くらいしか表示されません。暗証番号を入力しないと次のセクションの講義に進めないのですが、iPadだと暗証番号に気づかない(暗証番号が表示された時に音が鳴らない)ので、Windowsで試聴することをお勧めします。
2.考査
1回あたりの範囲が広いので、何気にちゃんと勉強しないと珍紛漢紛です。子供がいると勉強時間を確保するために妻に相談して時間をいただく必要があるので、仕事しながら勉強するっていうのはやはり面倒です。私はたまに日帰りでホテルの部屋を借りて、集中できる環境を作っていました。喫茶店は机が狭いし人の声が気になるので、ホテルの部屋はお勧めです。お金はかかりますが、このくらいの出費は監査法人勤めなら大丈夫。
3.課題研究
第6回が6,400字以上の字数が必要だったんですが、与えられたテーマを見たときに、書きたい内容が何も思い浮かばなくて「超書きたくねぇ」って思いました。いつも初めに箇条書きして骨格を決めてから、実際の文章に落とし込んでいくスタイルで進めていましたが、全く字数が足りず、1ヶ月くらいかけて四苦八苦しながら文章を注ぎ足していった形です。個人的には稚拙な論文ばかりだったですが、結果として点数は70〜80点が取れていたのが謎でした。
【まとめ】
振り返ると、実務補習所の講義内容はどれも大事なものばかりだったと思います。時折、何言っているか分からなくて視聴するのがきつい時もありましたが。ちゃんと自分で勉強しろっていうメッセージだと受け止めました。
卒業させてくれれば何でも良いです。修了考査の答練が8月末から始まるようなので、休まる時間はありません。
体に気をつけて頑張ります。