公務員の良い所と悪い所
今日は公務員の現状について、以下の記事を見て、思ったことを書きます。
そう、キャリアの国家公務員志望者の減少について。
もちろん少子化の影響、コロナの影響もあるでしょう。
しかし、大きな原因は労働環境。
民間企業と、旧態依然の霞ヶ関での働きやすさの違いが、
もはや天と地の差となっていることが明らかだからではないかと思います。
霞ヶ関にいれば、ほぼ免れることができない国会対応。
毎日自分が何時に家に帰れるか、全く分かりません。
小さい子供がいる育児世代には、かなり不向きな労働環境と言えます。
こうした情報は、今ネットで得られる時代ですので、
ちょっと調べれば、社会に出ていない大学生でも
おおよその職場環境は分かりますからね。
元国家公務員としては、
霞ヶ関にはもっと魅力的で働きやすい環境になって欲しいと思いますが。
昔から
厚生労働省→強制労働省、通商産業省(現:経済産業省)→通常残業省
などと揶揄される霞ヶ関。
パワハラ系職員は昔より減ったものの、
残業時間は月200時間もザラなので、拘束時間長い系ブラックに分類されると思ってます
ただ、私の実体験的に、職場の人はとてもいい人が多かったです。
たまたま周りに恵まれただけかもしれませんが、
尊敬する素晴らしい上司もいました。
今いる監査法人の職員は専門職であるが故か、
小粒感があるというか、とんでもない人脈や政治力をバリバリ発揮するような
スケールの大きな人間はあまりいないと感じています。
そもそも、他人に興味がないというか。
その点、霞ヶ関職員は、姑息な小役人みたいな人もいるにはいますが、
スケールのでかいThe・官僚みたいな方も何人かいました。
例えば国会議員とのやり取りの中でも
その交渉力から学べることが多くありました
些細なことでは動じない図太いメンタルも、身につけられたと思います
こうした経験を、今後の会計士人生に活かしたいと思います。