自由になりたい

てか、自由っていったいなんだい

公認会計士という仕事のご紹介。

こんばんは。仕事と勉強などで今週は色々疲れました。

今日は初心に帰る意味で、公認会計士の仕事を紹介したいと思います。

 

公認会計士って何?

この資格、難関資格の割に、意外に何なのか知らない人もいるようです。確かに私生活で会計士に接する機会はまずないし、ドラマや漫画などの娯楽作品に登場することもありません。そりゃ、医師・弁護士と比べて認知度が低くても仕方ないですよね。

じゃあ公認会計士が何者かというと、一言で言うなら「会計の専門家」です。

会計って言ってもレジでお会計する人でもないし、飲み会の幹事でもありません。

主に、会社の決算書(私たち○○株式会社は、この1年でこんだけ稼ぎました!と世に公表する書類)に嘘や間違いがないか、三者目線でチェックする仕事を担っています。

 

公認会計士って何で必要なの?

何で第三者のチェックが必要なんでしょう。

それは、決算報告を各々の会社に完全に任せてしまうと、決算書がただの自己採点になってしまうからです。

人がSNSとかで自分を着飾ったとしても個人の話なんで別に良いんですが、会社ぐるみで決算を偽ってしまうといけません。社会的影響と責任が全然違うからです。

会社は債権者や株主、投資家といった利害関係者の元に、事業活動を行なっています。

健全な事業活動によって利益を稼ぎ、顧客に信頼され、成長していくことで会社は成り立ちます。成長する会社にはより多くの資金が集まる一方で、成長できない会社は市場で淘汰されてしまうのです。

このサバイバル環境で生き残るために会社は必死です。

会社は年に一度の決算で自分達の経営成績を発表します。そこで、本当は資金繰りが悪化していて利益も価値も生み出せていないのに、「いやぁ、今年もめっちゃ稼ぎました💰めっちゃ成長してます⭐️」と嘘八百並べて報告されたらどうなるでしょう。カオスです。日本の株式市場は世界から信用を失い、誰も見向きもしなくなってしまいます。

そこで登場するのが、公認会計士です。

会社の経営成績・財政状態を決算書で適切に表現するためには、企業会計基準というルールに則って会計処理をしなくてはいけません。

しかし、この企業会計のルールは非常に複雑ですし、一般人が見ても全く分かりません。なので会計の専門家がどうしても必要になります。

この会計士という第三者が、会社が作った決算書にお墨付きを与えることで、やっと会社の決算書の信用が高まるということです。

このお墨付きを与えるための仕事を会計監査と言います。会計監査は公認会計士しかできない独占業務です。日本の公認会計士の多くは、主にこの会計監査人として活躍してきました。

そんなことから、会計士は資本市場の番人✨なんてカッコよく言われたりします。

 

ま、悲しいことにそれでも粉飾とかの会計不正は全然無くならないし、その不正を会計士が見逃してしまうこともあるんですけどね。

会計士の存在意義が問われている昨今であります。

その辺の話は追々するとして、今日は公認会計士という仕事の簡単なご紹介でした。