先日、公認会計士・監査審査会より、5月29日の公認会計士試験短答式試験②の出願状況が公表されました。
嬉しいことに(?)、なんと受験者数が増加傾向にあるようです。
暇だったんで直近5年の受験者数と、その年の最終的な合格者数も並べてみました。
2018年 ①8,373人 ②8,793人 延17,166人 論文合格:1,305人 合格率:7.6%
2019年 ①8,515人 ②9,531人 延18,046人 論文合格:1,337人 合格率:7.4%
2020年 ①9,393人 ②8,260人 延17,653人 論文合格:1,335人 合格率:7.6%
2021年 12,260人 論文合格:1,360人 合格率:11.1%
2022年 ①12,719人 ②12,870人 延25,589人
*短答式試験は年2回の実施。①は12月実施、②は5月実施(2020年は8月実施)。
*2021年はコロナのため、年1回のみ実施。
*合格率は「論文合格者÷延べ人数」です。延べ人数で割るのは、本来の合格率としてはあまり正確ではないけど傾向が分かれば良いので簡便的に計算しました。
確かに2022年になって、受験者数が爆増していますね。
2021年は短答式試験が年1回だったイレギュラーな年なのですが、それゆえに11.1%というのは会計士試験の本来的な合格率に近いと思われます。
今年の試験で、審査会が何人合格者を出すつもりなのかは知る由もないですが、仮に2018年〜2020年の7.5%程度を当て込むと、2022年の論文合格者数は1,919人程度となります。
一方で、受験者数が増えても論文合格者数は例年並み+αの1,400人程度を予定してますよ、となると、合格率は5.4%となり、かなり難易度の高い年になってしまいます。
会計士試験の人気が高まるのは個人的に嬉しい気持ちもありますが、受験する年によって受かりやすかったり、受かりにくかったりするのは、フェアじゃないと思います。
なんで、私としては今年は2,000人くらいの最終合格が出ることを切に望みます。会計士の数が足りていないと言われていますので。
そんでもって、会計士がどんどん人気資格になって、知名度が上がってくれれば嬉しいです。
あ、5月の短答式試験を受験される方、頑張ってくださいね!応援してます!