会計士試験の短答式試験が終わり、各予備校の予想ボーダーが出揃いつつありますね。
データリサーチ、WEBサーベイを活用するTACやCPAの予想ボーダーを見てみますと、
なんと驚きの73%付近だとか。
予想合格者数や、WEB上で集まった受験生の成績から求めた結果、そうなるかもしれないとのこと。
これは受験生が気の毒というか、かわいそうな気がしますね。
その理由としては、今回の5月短答式試験は、
①試験難易度は12月短答とほぼ同じくらい?の模様。
②12月短答よりも出願者数は微増。
*2022年度 12月短答出願者:12,719人 5月短答出願者:12,870人
③例年、12月短答よりも合格者数は少ない。
*2019年度 12月合格者:1,097人 5月合格者:709人
*2020年度 12月合格者:1,139人 5月合格者:722人
*2021年度 2,060人(コロナの影響で年1回の実施)
*2022年度 12月短答合格者:1,199人 5月短答合格者:800〜850人程度?
12月短答と比べて難易度・受験者数はあまり変わらないのに、合格者数が少ないということは、
極端な話、同じ問題でも12月は68%取れれば受かったのに、5月試験だと落ちる、ということです。
試験によって多少の難易度の差はあれ、あの短答式試験で70%以上の得点を取るのは、かなり勉強してきた猛者ばかり。
短答式試験自体、およそ70%付近を合格の目安としているわけで、みんなそこを目指すわけです。
それなのに73%とれないと安心できないってのは、
受験生の精神的には、ちょっときついのではないかなぁ。
おそらく今回、70%(350点)〜73%(365点)の間には、かなりの人数が団子状態になっているでしょう。
本番でいかに落ち着いて、難問は即切り捨てて、みんなが取る問題をしっかり取れるか。
結局はその能力を磨くに尽きる試験だということですね。
私としては、今回みたいな試験では、
70%以上の人はみんな論文試験への挑戦権を獲得しても良いのでは、と思うんですけどね…
答えは神のみぞ知る。
私に言えるのはこれだけ。皆さん、お疲れ様でした!